北欧家具と生地

北欧のスウェーデンには、北欧家具職人になるための専門学校がありますが、その専門学校の中には、木材を扱う、家具のデザイン科だけではなく、様々な科があるそうで、家具に使う為の生地を扱う、家具の生地張り科と言うものがあるそうです。

その名前だけを聞くと、どの様な科かわかりづらいですし、家具の為の生地と言ってもピンとこないかもしれませんが、実は、北欧家具に限らず、家具は、生地とは切ってもきれない関係なのです。

キッチンに置く様な、木材しかつかっていない家具などは別ですが、椅子やソファには生地を使ったものかあります。

この様な生地も、自ら作成する北欧家具職人もいますが、大概の場合は、家具の生地を専門としている職人に任せるのです。

その分、生地の扱いは素晴らしいもので、職人が作った椅子に、生地の職人が作ったクッションを設置する事で、初めて、北欧家具としての椅子の素晴らしさが現れたりもします。

特に、ソファなどは、外面がほぼ生地で覆われている物が多いので、生地職人の腕の見せ所と言えますし、北欧家具は、一人の職人の力によって作られているとは限らないのです。

その為、北欧では、生地張り専門でも生活を成り立たせる事が出来ると言います。

デザインと制作

北欧家具などでは、デザインする人物と、制作する人物が別である事が多いです。

勿論、一人でデザインも制作もこなす事はあるのですが、工場などで作られる大量生産の家具は、基本的に、家具デザイナーがデザインしています。

それに対して、北欧家具制作の職人は、自らデザインする事は少なく、著名なデザイナーが残した手法やデザインを使い、手作りで家具を制作するのが多いのです。

しかし、既存のデザインを使う場合でも、扱う木材や、作成方法も違ってきますし、購入者が望む様な仕様に変えたりもするので、特注品を扱うと言った考えの方がはまると思います。

ですから、家具の世界では、デザインを作りだす人と、実際に形に起こす人は別だと考えても良いかもしれません。

ちなみに、大量生産の家具だとしても、販売する場所の需要に合わせデザインをして、土地柄の環境によって、強度や色彩などを変えていく為に、デザイナーもただ形にこだわるだけではやっていけないので、北欧の専門学校では、家具専門のデザイナーを育てる為の学科があり、そこでは、デザインの勉強だけではなく、様々な家具の知識を学べると言います。